私たちがイスラエルから学べる事は?

写真のカードを使ったコーチング・ゲーム Points of You®は、なぜ、イスラエルで生まれたのか?

Points of You®については↓を!こんな、写真カードです。

https://www.points-of-you-asia.com/ja/

 

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先日、イスラエル女子会なるイベントに参加することができた。イベントの内容や主旨については主催者の投稿を是非ご参照を↓。

https://peatix.com/event/326560

 

本ブログでは、あくまでも、そこから得た情報を私的に考察したものであることを是非ご了承願いたい。

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 (当日の登壇者たちのパネルディスカッション)

 

でっ、なんで私がこのイベントに興味をもったか、そしてそこから得たものは何かについて今日はつぶやいてみよう。

 

昨年、Points of You®というコーチング・ゲームに出会い、そこから私はすっかりこのツールに魅了され、現在はトレーナー国際認定資格を取得し自身の人財育成・組織開発のコンサルタント業務にもしばしば活用している。

このPoints of You®がイスラエル発祥であるにも関わらず、私はイスラエルについての知識が全くなく、「なんとなくちょっと危険な国」位に思っていたのだが、このツールを学べば学ぶほど、このイスラエルという国に興味をもつようになった。そこで、Wikipedia とか、ググったりしたが、実際、“今のイスラエル”が知りたいな~?と思っていた時にこのイベントが目に入ってきた。少しだけ、主催者さんがイベント冒頭に紹介してくださった、イスラエルプチ情報をまずは共有しよう。

 

  • 領土は日本の四国と同じぐらいだが、一人当たりのGDPが高い。
  • 建国は70年ぐらいだが、4000年の歴史がある。
  • Diversity 多様性に富んでいる。移民や移住する人が多い。
  • 兵役が男女共に課せられていて軍事が強い。(男性3年女性2年)
  • 失敗を称賛するお国柄。「失敗は発明の母」
  • スタートアップ企業が多い。スタートアップエコランキング世界6位
  • 0ゼロー>1イチ 歴史的にも紛争が多く政権が安定していない為、何もないゼロのところから作り上げていくパワーが凄い!

 

昨今は、スタートアップが最も盛んな国として注目を浴び、日本も、「日イスラエルイノベーションパートナーシップ」が経済産業省肝入れで進んでいて、ますます、今後の日本とイスラエルの関係性が注目されるだろう。

http://www.meti.go.jp/press/20と17/05/20170508004/20170508004-1.pdf

 

ここで私は冒頭に述べ、イスラエルという国に興味をもったきっかけとなった、Points of You®の根底にあるフィロソフィー、バリューがどうやって、二人のイスラエル人(エフラット&ヤーロン)によって創られ、この10年という短い期間に世界147ヶ国19言語にまで翻訳され広まったかについて、考察してみた。

 

まず、Points of You®は、「5つの価値 5 Values」というのを掲げている。( )内はあくまでも、私の考察なのであしからず。

 

① Inner Research 自己洞察

(成美考察)とにかく、イスラエル人は議論好きだそうだ。聞いたところによると、夕食の後にも議論の時間を設けるようだ。この、Why, How と自身に問いをして自己洞察していくことが彼らにとっては“生きている”証"なのだろう。ちなみに私もイスラエル人には及ばないが議論好き、質問好きなので、きっとこのツールが好きなのだろう(笑) ちなみに、これは、日本では時々生きづらさを感じるので、場に応じて控えるようにしているが。。。

 

② Unexpected but Precise びっくりするような事を精巧に

(成美考察)これは、Points of You®の中でも、DNAと彼らはよんでいる。これは、実際に体験してもらわないと、このWOWはなかなか理解してもらえないのだが、やはり、政権が不安定な歴史の中で、”今“、”その瞬間“を重要として、巧妙にプロセスの中に設計してこのツールを作っているのは見事だ。ある意味、このプロセスに、人生の喜び、怒り、悲しみ、絶望、驚きなどを、次の瞬間に何が起こるかわからない、何かが起こるかもしれない、と、しっかり設計してあるコーチング・ゲームだと私は思う。

 

③ Dream 夢

(成美考察)「There is no dream without hunger.ひもじさなくして、夢はなし」とまで言っている。やはり、これもイスラエルの4000年の歴史から、辛い事があるからこそ、そこで我々は生き抜くために夢を抱くのだという、強い生命力を私は感じた。また、このDream夢を見ることを称賛し、失敗を恐れずチャレンジするところに、近年、スタートアップ大国として成功した要因があると考える。

 

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 (当日の登壇者さんのスライドから)

④ Devotion 献身

(成美考察)私が好きなValueの一つだ。イスラエルで男女共に課せられる兵役では、そこで培われるネットワークは兵役が終わった後もずっと続くといわれる。日本でいわゆる、学閥みたいなものかもしれないが、そこには、親密にそして献身的に他者を育成しよう、サポートしようという価値観があるそうだ。また、イスラエルでは長い苦悩の歴史の中でも、どんな社会、時代でも、出生率が変わらない。この40年間は安定的に“出生率3”を超えているらしい。これは、日本のように、出生率が低いのは政治のせいだと決めつけるのではなく、もはや、“次世代に繋げる為の文化”となっているのだろう。もちろん、現在は、政府の手厚い政策もあるのだが、そんなわけで、イスラエルは女性がキャリアも家庭も両方充実しているのが普通らしい。

 

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 (当日の登壇者さんのスライドから)

⑤ Tachles タハレス *これはドイツ語でイスラエルではこのまま使っているそうだ。

(成美考察)これがまたまた、Points of You®の醍醐味で、コーチングなので、目標に向かって必ず最後に行動計画に落とさなけ意味がない。Points of You®では、「The question is not whether we will succeed, but when 成功するか否かが問題ではなく、いつ成功するかだ」と言い切っているところ。要は、“やりたい”、“やります”と言っているだけではなく、“それをあなたはいつやるのか?”という、まさに行動を起こす事にフォーカスしている。これは、日本人が得意な石橋をたたいて渡る(多くの人が、結局、橋を渡らないのだが。。。)と対照的に、政権が不安定なイスラエル人は、いつ戦争が起こり、何もなくなってしまうかもしれないので、とにかく、思いついたらすぐに行動を起こそう!ということらしい。日本では、何か起業したいと言うと、まずは、事業計画書だ、資金調達だとか、本人のアイディアを聞く前に用意しろと言われる。もちろん、これらの事も大変重要なのだが、どうもイスラエルでは、とりあえず、“言ってみる”らしい。そこで、日本人がいろいろ突っ込むと、“イヤー、とりあえず、今いっただけだよー(笑い)”という事が多いらしい。私はこのThaclesタハレスという言葉の中に、本当に実行する為のエネルギーやパッションを感じる

 

まだまだ、イスラエルの教育方針や、優秀な人材の輩出方法について、日本で人材開発に携わってきた私にはメモが止まらない短い時間のイベントだったが、この“イスラエル女子会”を企画した活き活きと輝いている若い女性達に、私はなんとなく、日本の天照大御神のような神々しさを感じた夜だった。

 

磯田成美の次回 Points of You® エヴァンジェリスト養成講座、体験会の情報はこちらから↓

https://www.points-of-you-asia.com/ja/lessons/

 

エヴァンジェリスト養成講座

1月27日 神戸開催

2月3日 東京開催

2月17日 神戸開催

3月3日 東京開催

3月24日 神戸開催

 

体験会

東京、神戸、京都、大阪、山梨で毎月開催予定。テーマ、日時など常時アップデートしていきます。

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