Action for Happiness Calendar ~幸せになるためのカレンダー~
Action for Happiness Calendar
幸せになる為のアクションカレンダー
3カ月ほど前にスイスに駐在していた友人からこんな素敵なカレンダーがあることを教えていただきました。
Action for Happiness Calendar →日本語に訳すとしたら? 幸せになる為のアクションカレンダー
↓↓↓こちらをクリックするといろんな言語でアップロードされてありますよ~
https://www.actionforhappiness.org/calendars
英語はもちろんあっていろんな言語でアップロードされているのに、な、なんと、日本語がない?!?!
日本でこんなに、幸福学とかウェルビーイングとかはやっているのに!!!
っで、ダメ元だと思いながら、このホームページの問合せメイルあてに、「このカレンダーの日本語版の翻訳をボランティアでしたいのですが~」とメイルをしてみました。
大体このてのホームページの問合せにメイルしても返事なんてほとんどかえってこないのに、なんと10分もしないうちにメイルボックスに新しいメイルが1通とどいたのです。
どうせ、自動返信メイルでメイル受領案内かな?なんて思いつつ、メイルを開いてみると、「是非お願いしたいから、編集用のソフトでデータを送るわね!」って!
はやっ!ちょうど、夜メイルをしていたので、本部があるイギリスがちょうど活動時間だったせいか、時差なしでリアルなチャットが始まり、「早速編集用のソフトで翻訳お願いしまーす!」
でも、一体私が何者で、一体、英語力がどれだけあるのかも分からないのに、なんでこんなに簡単に頼めるの?と思いつつ、10月版からなんとか日本語の翻訳サポートをさせてもらうことになったのだ。
どうしても英語からの翻訳なので、日本語にしっくりこない翻訳もあるのだがこれはちょっとみなさんに多めにみていただくとして。。。
ちょうど2018年も終わりに近づき、来年のカレンダーを買いに行こうと考えている方もいらっしゃると思いますが、2019年はこのカレンダ-をプリントアウトして、家族や職場のみんなで共有してみてはいかがでしょうか?
なんとこのカレンダー、なかなかすぐれもので、自分のGoogle Calendarにも入れ込むことができまーす。残念ながらこのシステムは英語オンリーなのですが、英語お勉強中のかたにはいいかも?
2018年は、Ikigaiというテーマで自分の日々の活動を意識してきましたが、こんな事が私のIkigaiになっているのかも?
What I love → なんか世界と繋がったり、Happiness について考える事?
What I am good at → とりあえず、英語できるかも。それから、興味があったら、ダメ元でもとりあえず連絡とってみる行動力?
What I can be paid for → これは相変わらず苦手かな~?今回もボランティアでーす!
What the world needs me → このカレンダ-を日本で広めて、一人でも多くの人にちょっとしたHappiness を届けることかな?
明日は12月23日、世の中はクリスマスムードでキラキラしていますね
世界中の人が暖かい場所で、家族や友人と幸せな時が過ごせることを祈っています。
ちなみに、Action for Happiness Calendar の12月23日のアクションは、
Invite over someone who would otherwise be alone
誰かひとりぼっちの人を招待しましょう
ですよ~
By Narumi Isoda
組織開発・人財育成スペシャリスト、Well-being Coach
#Ikigai, #actionforhappinesscalendar, #wellbeing,
IKIGAI ~ What I love ~ 生き甲斐 ~ 私が好きなこと ~
知らないうちに、IKIGAIが世界共通言語に。。。
海外から見た、この日本のIKIGAIというコンセプト(概念)がなぜこんなに世界中の人々の関心を得ているのだろう?
日本人の私自身がこのコンセプトについて追求し始めて3カ月。改めて自分の4つの輪について向き合っていこうかな?
What I love. 私が好きな事
っで、朝からPoints of You®でInner Research自己洞察タイム
子供の頃からどれだけ両親に好きな事をさせてもらっていたか、改めて感謝。とはいいつつ、私はバレエを習いたかったのだが、そもそも、ド田舎だったし、そんなリッチな家でもないし、親はなんとか私の関心を遠のけようと、私に習わせたのが、“書道”。
え~!バレエと書道じゃ、全然ちがうじゃん!かっこよくないし、可愛くないし~ という私の声なき抵抗も届かず、父は、「女の子は字がきれいでないといけない。」の一言に、小学校一年生から近所の書道の先生のところにお習いに行き始める。
っで、母はなんでも一番が好きなので、私に過酷な練習を課した。年に一回の大きな大会の時期は、毎日学校から帰って、一日100枚練習させられた。それでも、私は一番になることは決してなく、あらためて、自分には才能はないと、心が折れた。
でも、今はなぜか、“書”が大好き。父がいっていた、「女の子は字がきれいでないと。。。」にも、超納得。だって、日本人は平安の頃から、顔なんか見てなくても、歌を交換して、素敵な歌を書く人だな~、こんな字を書く人ってどんな方かしら~、だけで、恋におちていたんですよ~
私は決して書道的には字は上手くないかもしれないが、今は、色のついた筆ペンで、コピー用紙とかなんにでも書いたりして、それが、誰に上手いだ、下手だと評価されることなく、自分そのままを描けるのが、好き。
こちらはお気にいりの書道カフェでつくった、お扇子。
書道カフェは金土の夜こちらでやっていまーす↓(不定期なので注意)
http://www.shirokanelounge.com/
最近は百人一首がお気に入りでそこからの歌。何が書いてあるか、わかる人はすごいー!
っで、いやだなぁ~、と思いながら子供のころからずっと続けさせられていた事が、今では私の大好きな事になり、書をしているときは私の最も豊な時なのです。
それをしていると、
時間をわすれ
周りの雑音がきえ
自分だけに集中して
周りからどう思われるとかあんまり気にしないで
気持ちよく
自分の世界に浸れる時間
あっ、こんな高尚なことばかりではなく、普通に銀座の高級ブランドでちやほやされながらバンバンお買い物するのも好きです。(めったにありませんが。。。涙。。。)
っで、What I love 私が好きな事って、いろいろ統合すると、
Authentic 自分らしくいる時なのかな?
そりゃー、人生いろんな波があるので、会社勤めで仕事が忙しかった時は、書に触れる時間も全くなかったし、金銭的余裕がないと、ブランド物(注:私には愛するブランドはHとCだけです)とは遠ざかりますが、いつもどこかで自分の、What I love を大事に意識することが重要なのかもしれない。
悲しいのは、
「Tell me what you love. あなたの好きな事はなんですか。」聞かれた時に、「あれっ?なんだっけ?」と思い出せない事。
IKIGAIの4つの輪
What I love 私が好きな事
What I am good at 私が得意な事
What I can be paid for 私が稼げる事
What the world needs you 世界が私に求めている事
について、ちょっと自分の中に問いかけてみたい方へ、そして、あなた自身の中にある、Strengths 強みがどんな風に使われているのか、そして使っていけば更に良いかについて、Strengths Coachの眞橋今日子さんとコラボ・ワークショップします。
IKIGAIを探求するのに、写真カードを使った、Points of You® (https://www.points-of-you-asia.com/ja/)と、
ポジティブ心理学に基づいた、Strengths Finderストレングスファインダー
(https://strengths-labo.com/strengthfinder/strengthfinderdetail/)
最強の掛け合わせで、誰もがもっている可能性を最大限に引き出せる機会になると思います。
5月26日開催。お申込みはこちらから↓↓↓
http://kokucheese.com/event/index/515511/
写真カードを使った、Points of You®の初級認定講座(エヴァンジェリスト養成講座 https://www.points-of-you-asia.com/ja/training/)も東京と神戸で開催しています。
5月12日 神戸開催
5月27日 東京開催
6月9日 神戸開催
6月23日 東京開催
7月28日 東京開催
こちらのお問合せは、narumi.isoda@bemyself.biz へご連絡ください。
あっ、ちなみに、子供の頃習いたかったバレエは、今でも鑑賞は大好きです。パリに3年間すんでいた時は、Opera National de Parisの年間パスポートでバレエ、オペラ共に月に1作品は観にいっていましたよ~
それから、書道を勧めてくれた父は、小学生の私に東京の上野にボリショイバレエ団公演とか見に連れて行ってくれました。今かんがえると、普通のサラリーマン家庭で、一万円以上するバレエ公演チケットを2席購入し、地方からの交通費も含めると、結構な支出だっただろうと。。。
改めて、私が好きな事をさせてくれた両親に感謝。
日本人の幸福感は何処へ、そして、日本人のIKIGAI生き甲斐は何処へ Where is the Happiness for Japanese? What is IKIGAI for Japanese?
先月、国連が2012年から始めた『世界幸福度ランキング』を発表した。昨年日本は51位であったところから3位落として今年はなんと、54位!
国連のレポートは↓から。(英語ですが。。。)
https://s3.amazonaws.com/happiness-report/2018/WHR_web.pdf
私はこの国に生まれ、飢餓に苦しんだこともなく、充分な教育を受け、戦火などとは程遠い安全で平和な環境で過ごしてきた。それなりに海外旅行もし、日々の海外情勢などを見ている中で、私たちほど恵まれた環境で安全に生活することができる国はめったにないと思っている。そして、毎年のこの『世界幸福度ランキング』の日本の幸福度の低さにショックとモヤモヤ感を隠せない。
この調査の説明変数は、以下の6つで計算される。
① 人口あたりGDP(対数)
② 社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)
③ 健康寿命
④ 人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)
⑤ 寛容さ(過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか)
⑥ 腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ、社会・政府に腐敗が蔓延していないか)
↓こちらのリンクは優れもの!
2016年の数字だが、なんと、EXCEL見たいにソートできるー!!!
っで、疑いもなく、③の健康寿命はトップレベル!そして、①のGDPも悪くない!
恥ずかしながら、そして大変残念ながら、私たちの国は、②困った時に頼れる人がいなく、だから⑤他の人を助ける寛容さもなく、そんな殺伐とした世の中は⑥腐敗への認識が低く《これって今、日本の政治で起きているじゃーん!》、私たちは④自分の人生を自由に選ばれない何かに縛られているのだ。
最近見つけたタイ語のIKIGAIベン図 ↓ 可愛いからお気に入りです。
今、世界の言葉になろうとしている、“IKIGAI 生き甲斐”について、Points of You®という写真カードを使ったコーチングゲームを使い、このIKIGAIを探すワークショップを1月から始めたが、この4つの輪の一つである、”What the World needs you. 世界があなたに求めている事“、のところにくると、確かに多くの参加者の方から、「こんな事、今まで考えたことない。。。」というコメントを聞くのだ。
やはり、自分のIKIGAIを感じるには、社会との繋がりをなくしては考えられないのだろうか?
『世界幸福度ランキング』の日本の順位の低さを考えると、やはり、私たちにはこの“社会との繋がり”を醸成していく必要があるのかもしれないと思う。
Points of You®を用いた、“Journey of IKIGAI 生き甲斐を探す旅”のワークショップでは、こんな3D IKIGAIも出てきた~!
筆者のPoints of You®ワークショップ等についてはこちらから↓
NARUMI ISODA | コーチングをカードで楽しみながら学ぶ、活かす、育てる - Points of You Japan
しかしながら、日本には昔から、社会との繋がり、近親者との繋がりを見つめ直し、自己中心的な生き方を変容し、他人や社会の為にお返しをしようという意識を育む手法が存在するのだ。
浄土真宗僧侶、吉本伊信が1950年代に開発し、禅の精神性を基盤とした森田療法と共に世界に誇れる、『内観心理療法』である。
内観では、自分の人生において重要な人達を思い起こし、「3つの質問」を自分に問いかけていく。『してもらったこと』『お返しをしたこと』『ご迷惑をかけたこと』
伝統的な内観では、7日間、ひたすらこの問に向き合っていく。そして深い内観を行った研修者は「生かされ生きている」という自己発見をすると言われている。家族、知人、神仏、環境等によって生かされてきたという自己発見は、自他の融合感を得て、社会での相互依存、繋がりの中で生きているという、“IKIGAI生き甲斐”を感じた心理状態になるのではないだろうか。
日本人の失われた幸福感を取り戻し、一人でも多くの方が、この“IKIGAI生き甲斐”を感じながら、もしくは永遠にこのテーマについて追求していく為の何かのヒントが、この日本で誕生した内観療法にもあるのかもしれない。
30年来の友人の、浄土真宗僧侶であり医学博士でもある千石真理さんが、伝統的な内観に呼吸法、気功、ヨガ等を取り入れた「心身めざめ内観」を考案し、より多くの人に知ってもらうための書籍を出版した。
『幸せになるための心身めざめ内観』アマゾンからも購入できます↓ポッチ↓
【重要なお知らせ】
今回は京都のImpact Hub Kyoto様のご協賛を得て、千石真理さんを招き、『幸せになるための心身めざめ内観』出版記念ワークショップを、4月14日(土)に開催することになりました。お申込み方法など↓をご参照ください。
千石真理さんの『集中内観は生きがい感の向上に有効か?-SOC健康尺度を用いた検証』という論文もこちらから↓ご覧にいただけます。
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/203150/1/future.life_1_115.pdf
千石真理さんの『心身めざめ内観』についてはこちらから↓
1980年代のバブルを駆け抜けた私たちだが、人生の折り返し地点でこのような接点を見つける事ができる日がくるとは、一体、誰が想像しただろう?
改めて、「生かされ生きている」と感じる今日この頃。
#内観、#生き甲斐、#世界幸福度ランキング、#幸福、#Naikan、#Ikigai、#Happiness、#Impact Hub Kyoto
今、日本のIKIGAI(生き甲斐)が世界ですごいことになっている?
昨年(2017年)の初めあたりから、Instagram, Facebook, LinkedinなどのSNSで4つの輪が重なりあったベン図をよく見かけるようになった。↓が私が最初に見かけたもの。
でっ、この重なる赤い部分が、Purpose目的、つまり、「生きる目的はこの4つの輪が重なるところじゃない?」と表していて、これはなるほど~、よくまとまっているな~、と思っていた。
この4つの輪は、
LOVE (大好きな事)
GREAT AT(得意な事)
PAID FOR(稼げること)
NEED(世界が必要としている事)
だそうだ。
そして、日本語で表記された図もSNSなどで流れ始めた。↓
企業の人事部での経験、人材育成、組織開発の仕事をしていると、“人は何の為に仕事をしているのだろうか?”という問いにいつも悩まされていた。そしてもちろん、自分の人生にも重ねて、これは大変悩ましく、ついつい目を背けてしまいたくなるテーマだったのだ。それが、このベン図ですっきり整理されていて、妙に私はこの考え方が気に入っていたのだ。
ところが、ある日、やはりSNSでこの真ん中の重なりあっている部分が、いつのまにか、IKIGAIと表示されているのを目にするのだ!!!
IKIGAIって、あの、“生き甲斐”?
そして、ググり始めると、どうもこのIKIGAIが今世界で凄いことになっているらしい。(私が知らなかっただけかもしれないが。。。)
特に注目を集め始めたのが、2017年夏にBBCがオンラインで発行している記事に掲載された頃からのようだ。気になる人は↓を✔してみてください。
http://www.bbc.com/capital/story/20170807-ikigai-a-japanese-concept-to-improve-work-and-life
なんとも、ironicな絵なのだが。。。
そこには、「生き甲斐とは、仕事と人生を向上させるための日本の概念」と、ヘッドラインに表示されていたのだ~!!!
そして、Amazonで、IKIGAIと入力すると、書籍もかなり出版されているではないか!!!
これらの記事や書籍を書いた人によって、切り口は多少異なるものの、ここには、“日本人はあんなに長時間労働をし、休暇取得率も低いのに、長寿大国なのはみんなこの【生き甲斐】を信じているから”、とあるのだ。そして、【生き甲斐】があると、毎朝、すがすがしく目覚め布団から飛び起きたくなるそうだ。
そして今このベン図の中心は、完全に、IKIGAIで統一され世界中に広まっている。
さて、私たち日本人の何%の人が、このIKIGAIを持ち、毎朝、すがすがしく目覚め布団から飛び起きたくなるような気持ちになっているのだろう?これは、もちろん、私自身への問いでもあり、一体、私のIKIGAIは何かと探る為に、このベン図とにらみっこの日々が続いた。
そして、これから人生100年といわれる時代がやってくるのに、織田信長の人生50年というスタンスで生きてきた私には、辛い現実と向き合わなければいけない事に改めて気づいた。
53歳、普通に健康なので、多分、後、2~30年、いやそれ以上生きるであろう私は、この4つの輪の一つでも満足に充実しているのだろうか???
日本ではよく、“子供は私の生き甲斐よ!”とか、“私の生き甲斐は仕事!”など言っているのを聞いたことがあるが、それは本当に自分の人生を生きているのだろうか? 子離れできない親、自立できない若者、会社の為に自分の全て時間を費やし燃え尽きていく人。。。今の日本にはこんな人であふれているような気がするのは私だけではないだろう。
そして、このひとり歩きしているIKIGAIが、日本人はこのような概念をもって充実した人生を送っている、というステレオタイプになりつつあるようだ。
なんと、こんな、IKIGAIゲームが海外でできている~!!!
(流石にまだ買っていませんが。。。)
「あなたの生き甲斐はなんですか?」
「あなたが、清々しくワクワクして朝目覚める理由はなんですか?」
今週末は、このテーマに向き合う為に、こんな本を読んで、「The Japanese Secret to a Long and Happy Life 長く幸せな人生を送る為の日本人の秘訣」を探ってみよう。
ちなみに、新宿紀伊国屋書店ではプレミアムフライデーなので洋書が10%引きで、私は初めてプレミアムフライデーの恩恵をもらうことができた(笑笑笑)
そして、このIKIGAIベン図をPoints of You®を使って、これがなんだか気になる人達と探求を始めることにした。
Points of You®体験会
★逆輸入されたIKIGAIベン図であなたの生き甲斐見つけませんか?★
1月30日(火)19時~21時30分 東京都内開催
2月中旬から、甲府(山梨県)、神戸、大阪、京都で開催します。
随時、Facebook などでイベントをアップしていきますが、Points of You®のホームページにも講座情報をアップしていますのでご確認ください。
https://www.points-of-you-asia.com/ja/
今回は、Faces(顔の写真だけのカード)も使ってみますよ~
ご興味のある方、メイルにてお問合せいただいても結構です。
narumi.isoda@bemyself.biz
私はこんな感じでしたがまだまだ探求中↓
私たちがイスラエルから学べる事は?
写真のカードを使ったコーチング・ゲーム Points of You®は、なぜ、イスラエルで生まれたのか?
Points of You®については↓を!こんな、写真カードです。
https://www.points-of-you-asia.com/ja/
先日、イスラエル女子会なるイベントに参加することができた。イベントの内容や主旨については主催者の投稿を是非ご参照を↓。
https://peatix.com/event/326560
本ブログでは、あくまでも、そこから得た情報を私的に考察したものであることを是非ご了承願いたい。
(当日の登壇者たちのパネルディスカッション)
でっ、なんで私がこのイベントに興味をもったか、そしてそこから得たものは何かについて今日はつぶやいてみよう。
昨年、Points of You®というコーチング・ゲームに出会い、そこから私はすっかりこのツールに魅了され、現在はトレーナー国際認定資格を取得し自身の人財育成・組織開発のコンサルタント業務にもしばしば活用している。
このPoints of You®がイスラエル発祥であるにも関わらず、私はイスラエルについての知識が全くなく、「なんとなくちょっと危険な国」位に思っていたのだが、このツールを学べば学ぶほど、このイスラエルという国に興味をもつようになった。そこで、Wikipedia とか、ググったりしたが、実際、“今のイスラエル”が知りたいな~?と思っていた時にこのイベントが目に入ってきた。少しだけ、主催者さんがイベント冒頭に紹介してくださった、イスラエルプチ情報をまずは共有しよう。
- 領土は日本の四国と同じぐらいだが、一人当たりのGDPが高い。
- 建国は70年ぐらいだが、4000年の歴史がある。
- Diversity 多様性に富んでいる。移民や移住する人が多い。
- 兵役が男女共に課せられていて軍事が強い。(男性3年女性2年)
- 失敗を称賛するお国柄。「失敗は発明の母」
- スタートアップ企業が多い。スタートアップエコランキング世界6位
- 0ゼロー>1イチ 歴史的にも紛争が多く政権が安定していない為、何もないゼロのところから作り上げていくパワーが凄い!
昨今は、スタートアップが最も盛んな国として注目を浴び、日本も、「日イスラエルイノベーションパートナーシップ」が経済産業省肝入れで進んでいて、ますます、今後の日本とイスラエルの関係性が注目されるだろう。
http://www.meti.go.jp/press/20と17/05/20170508004/20170508004-1.pdf
ここで私は冒頭に述べ、イスラエルという国に興味をもったきっかけとなった、Points of You®の根底にあるフィロソフィー、バリューがどうやって、二人のイスラエル人(エフラット&ヤーロン)によって創られ、この10年という短い期間に世界147ヶ国19言語にまで翻訳され広まったかについて、考察してみた。
まず、Points of You®は、「5つの価値 5 Values」というのを掲げている。( )内はあくまでも、私の考察なのであしからず。
① Inner Research 自己洞察
(成美考察)とにかく、イスラエル人は議論好きだそうだ。聞いたところによると、夕食の後にも議論の時間を設けるようだ。この、Why, How と自身に問いをして自己洞察していくことが彼らにとっては“生きている”証"なのだろう。ちなみに私もイスラエル人には及ばないが議論好き、質問好きなので、きっとこのツールが好きなのだろう(笑) ちなみに、これは、日本では時々生きづらさを感じるので、場に応じて控えるようにしているが。。。
② Unexpected but Precise びっくりするような事を精巧に
(成美考察)これは、Points of You®の中でも、DNAと彼らはよんでいる。これは、実際に体験してもらわないと、このWOWはなかなか理解してもらえないのだが、やはり、政権が不安定な歴史の中で、”今“、”その瞬間“を重要として、巧妙にプロセスの中に設計してこのツールを作っているのは見事だ。ある意味、このプロセスに、人生の喜び、怒り、悲しみ、絶望、驚きなどを、次の瞬間に何が起こるかわからない、何かが起こるかもしれない、と、しっかり設計してあるコーチング・ゲームだと私は思う。
③ Dream 夢
(成美考察)「There is no dream without hunger.ひもじさなくして、夢はなし」とまで言っている。やはり、これもイスラエルの4000年の歴史から、辛い事があるからこそ、そこで我々は生き抜くために夢を抱くのだという、強い生命力を私は感じた。また、このDream夢を見ることを称賛し、失敗を恐れずチャレンジするところに、近年、スタートアップ大国として成功した要因があると考える。
(当日の登壇者さんのスライドから)
④ Devotion 献身
(成美考察)私が好きなValueの一つだ。イスラエルで男女共に課せられる兵役では、そこで培われるネットワークは兵役が終わった後もずっと続くといわれる。日本でいわゆる、学閥みたいなものかもしれないが、そこには、親密にそして献身的に他者を育成しよう、サポートしようという価値観があるそうだ。また、イスラエルでは長い苦悩の歴史の中でも、どんな社会、時代でも、出生率が変わらない。この40年間は安定的に“出生率3”を超えているらしい。これは、日本のように、出生率が低いのは政治のせいだと決めつけるのではなく、もはや、“次世代に繋げる為の文化”となっているのだろう。もちろん、現在は、政府の手厚い政策もあるのだが、そんなわけで、イスラエルは女性がキャリアも家庭も両方充実しているのが普通らしい。
(当日の登壇者さんのスライドから)
⑤ Tachles タハレス *これはドイツ語でイスラエルではこのまま使っているそうだ。
(成美考察)これがまたまた、Points of You®の醍醐味で、コーチングなので、目標に向かって必ず最後に行動計画に落とさなけ意味がない。Points of You®では、「The question is not whether we will succeed, but when 成功するか否かが問題ではなく、いつ成功するかだ」と言い切っているところ。要は、“やりたい”、“やります”と言っているだけではなく、“それをあなたはいつやるのか?”という、まさに行動を起こす事にフォーカスしている。これは、日本人が得意な石橋をたたいて渡る(多くの人が、結局、橋を渡らないのだが。。。)と対照的に、政権が不安定なイスラエル人は、いつ戦争が起こり、何もなくなってしまうかもしれないので、とにかく、思いついたらすぐに行動を起こそう!ということらしい。日本では、何か起業したいと言うと、まずは、事業計画書だ、資金調達だとか、本人のアイディアを聞く前に用意しろと言われる。もちろん、これらの事も大変重要なのだが、どうもイスラエルでは、とりあえず、“言ってみる”らしい。そこで、日本人がいろいろ突っ込むと、“イヤー、とりあえず、今いっただけだよー(笑い)”という事が多いらしい。私はこのThaclesタハレスという言葉の中に、本当に実行する為のエネルギーやパッションを感じる。
まだまだ、イスラエルの教育方針や、優秀な人材の輩出方法について、日本で人材開発に携わってきた私にはメモが止まらない短い時間のイベントだったが、この“イスラエル女子会”を企画した活き活きと輝いている若い女性達に、私はなんとなく、日本の天照大御神のような神々しさを感じた夜だった。
磯田成美の次回 Points of You® エヴァンジェリスト養成講座、体験会の情報はこちらから↓
https://www.points-of-you-asia.com/ja/lessons/
エヴァンジェリスト養成講座
1月27日 神戸開催
2月3日 東京開催
2月17日 神戸開催
3月3日 東京開催
3月24日 神戸開催
体験会
東京、神戸、京都、大阪、山梨で毎月開催予定。テーマ、日時など常時アップデートしていきます。
Everyone could be facilitators!誰でもファシリテーターになれる!失敗を防ぐ為の4つのお道具
ブログでつなぐアドベントカレンダーもいよいよ19日目となり、自分は何をアップデートしようかと考えあぐねましたが、ファシリテーションは誰でもできるのが理想的と常日頃考えています。もちろん、ファシリテーションのトレーニングを受けたり、本を読んだりして知識を得ることもファシリテーターとしての一歩を踏み出すのに大変有効だと思いますが、今日は、私がファシリテーションする時に、特にこれがあると便利、助けられたと思うツール(道具)を4つ紹介させていただきます。
【お道具1】砂時計 ← もちろんタイマーも必要ですが、砂時計もなかなか大好きです。↓は愛用の30分砂時計
私がよく使うのは、社内ミーティングなどで、限られた時間内でアウトプットを出したい時など、机の真ん中にドンと30分砂時計を置きます。もちろん、最初にミーティングの目的やら背景やらを共有しなければならないので、はじめから使いません。議論のパートにはいる際に、この30分で全員が意見を出し合えるよう、可視化できる時間管理のツールとして置いています。そうすると、ファシリテーターやタイムキーパーの人だけでなく、参加者全員が、“時間”を意識してくれるという効果があります。だらだら会議はファシリテーターである自分だけがハラハラするのではなく、砂時計ちゃんにもしっかり助けてもらっています。
【お道具2】トーキングスティック ← 私の場合は、↓のぶたちゃんですが。
みなさんご存じトーキングスティックですが、私はこのように手にすっぽりはいるサイズのぶたちゃんのぬいぐるみ(ストレスボール的に手でふにゃふにゃできるもの)を何匹もお道具箱にいれています。
これは、やはり、発言が少なくなった時にこのぶたちゃんをもった人に意見を言ってもらったり、話してもらったりするのに可愛いキャラクターなので場が和んでリラックスして話ができるようです。また、“人の話をさえぎらない”というルールにも使え、誰かがぶたちゃんを持って話してる時はしっかり聞くというルールを可視化できます。
日本ではあまりありませんが、外国人を相手にファシリテーションする時は、意見が活発すぎるので、このぶたちゃんの取り合いになることもしばしば経験し、ぶたちゃん大活躍でした。ただし、グローバルな環境では宗教的に特定の動物を使わないほうが良い場合があるのでその点は注意しましょう。
研修などで長い間このぶたちゃんにお世話になると、研修の最終日に、このぶたちゃん下さいと言いにきてくれる受講者がよくいます。自分たちの手あかがついたよれよりになったぶたちゃんをあえて自分のそばにおいておきたいようです。というわけで、私は常に10匹以上のぶたちゃんをストックとして持っています。
【お道具3】パーキングロット ← 駐車場という意味ですが、こんな↓風に用意します。
これもファシリテーターの方たちはよくご存じだと思いますが、これさえあれば、ほとんどの場合、どんな修羅場にも対応できる強いみかたです。逆に、ファシリテーションに失敗して自己反省する時は、手抜きをしてパーキングロットを作らなかったからだという場合が多いです。
一応、研修における“パーキングロット”が何かということをご説明させていただきますね。私はたいてい、模造紙を一枚(もしくは半分)に“パーキングロット”と書いて壁に貼っています。もちろん、ホワイトボードの片隅に、”パーキングロット“のスペースを作ってもOK。
(使い方)
- 研修などで受講生からでた質問・疑問でどうしても自分で答えられない場合、“あとで確認してご連絡しますね”と、ポストイットに内容をメモしここに貼る。
- 議論が脱線してしまい、その場で議論する内容でない場合にも、ここにそのトピックをポストイットなどに書きぺたりと貼ります。その時は脱線したと思っても、あとで議論の伏線になっている場合もあるので戻っていけます。また、その脱線をしてしまった人も自分が発言したことが忘れられないで取り上げられたと認知することができます。
- シャイで発言できない人、後で何か思いついたり質問したい事が出てきた時に、休み時間などにポストイットに書いて貼ってもらう。
(重要ポイント)
必ず、研修、ワークショップ、ミーティングの最後に、パーキングロットに入れたものが全て解決しているか、もしくは、その課題は今後どこの場で取り扱うか、などを一ずつ全員でチェックすること。
【お道具4】Points of You® ← 詳しくは https://www.points-of-you-asia.com/ja/
ダニエル・キム教授の組織の成功循環モデルはご存知だと思いますが、どんなに時間がタイトな場合でも、やはり最初の関係の質作りをとばすと、ファシリテーションに失敗する事が多いです。なので、最初のチェックインは必ずしますが、最近は、Points of You®の写真カードも大変助けになるのでいつも持ち歩いています。
チェックインの時、“今の気持ちを共有してください”で、“今の気持ちを表現しているカードを一枚選びそのカードを通して今の気持ちを共有してください”と、いうように使っています。もしくは、“今日この時間で得たいものはなんですか?”など。自分が言語化しようと思っていた事を、写真で視覚を刺激することにより、今の自分の状態を自己洞察(Inner Research)する事ができます。従って、これはチェックインだけではなく、もちろん、チェックアウトでも有効で、セッションに入る前後の本人自身へのアクセスを促すのに大変助けになります。
というわけで、私がファシリテーションで数々の失敗における反省も含め、ファシリテーターとして、“安全な場創り”の助けとなるお道具を4つご紹介させていただきました。もし、まだ使ったことがないお道具があれば是非一度お試しください。